Intel以外はみんなハッピー

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0219/kaigai063.htm


後藤氏の海外ニュース。当たり前のように今回はIntel IA-32eの話題です。詳細は記事を読んでもらうとしてポイントは以下の2つ。

AthlonPentium 4では内部アーキテクチャは大きく異なるし、拡張命令を除くx86命令が共通して走るように、AMD64IA-32eでも同じコードが走るだろう。

Intelにとっては、互換性がない方が利点が大きいからだ。(中略)フタを開けたら、IA-32eの中身はAMD64のそっくりさんだった。これは、Intelにとって屈辱的であるばかりか、相対的なIntelの影響力の低下を象徴してしまう。AMDに対してではなく、Microsoftに対する力の低下だ。それは、両社に互換性を押しつけたのがMicrosoftだろうからだ。


AMD64サポートのWindows xpを遅らせる事をAMDに飲ませ、IntelにはAMD64互換を飲ませる。MSの力が強くなってるって言うのは本当にそのとおりだと思います。とはいえ、AMDIntelが互換性を取ってくれるならWindowsXPが延期しても得るものも大きく決して損な取引じゃないのに対して、Intelは得る物はあまり無く、せめて64Bit版WindowsAMDに先行されずに済む程度でしかありません。


この時期に発表で第2四半期にはIA-32e登載製品が出るって事は相当前から話し合いがもたれていたはずで、WindowsIntel独自の64bit拡張に対応させる時間はあったはずです。それでも結局AMD互換になってしまった。Intelの今回の決定はかなり苦渋の選択だったのでしょうね。


ともあれ、互換性があることがはっきりした以上、今後はAMDIntelどちらのCPUがより速度がでるのか?そこに注目が移ります。あなたはどちらに期待しますか?