ぷれすこっとベンチマークの考察 その1

当初Prescottに付いて語られていたL1、L2倍増、SSE3登載、HT改良と言う情報から見ると、クロックあたりで若干落ちるかほぼ同じという結果はかなり不満です。対して、パイプライン30段越えと言う情報が広まった最近の予想からすれば、思ったよりもぜんぜんマシな結果ともいえます。そう言う意味でどう評価するか難しいですね。


今後順調にクロックが伸びれば良いんですが、90nmプロセスの予想外のリーク電流の多さに手を焼くIntelとしては、ほんとにクロックが順調に伸びるのか不安でもあります。多分当初は、クロック重視の設計にした上、プロセス移行で電圧低下、発熱削減で一気にクロックアップを狙ってたんでしょうが、完全に裏目に出てる感じですね。クロックを上げると発熱がついて周り、クロックを上げないとAMDの追い上げが厳しい。


Intel久しぶりにピンチと言う感じですが、ここをどう乗り越えるのか?実は結構期待してたりします。こういうときのほうがドラスティックな変化が期待できる可能性がありますからね。