ある意味自己回復機能

http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0308/19/epn02.html


今各地で話題になっているブラスターワーム。ご他聞に漏れず、私の会社でもこのワームは大騒動を巻き起こしてくれています。ワームそのもののトラフィックも多いのかもしれませんが、それにもまして「注意」「対策」「至急」のメールの嵐、ちゃんとセキュリティーパッチは当てようよ…、といっても後の祭り。お客様の環境に繋いだNotePCが感染していたなんて笑えない話も…。


さて、そんな騒ぎを巻き起こしているブラスターを勝手に削除して、そのうえご丁寧にWindowsセキュリティーホールまで埋めてくれる親切な「ワーム」が登場したそうです。確か、この手のワーム/ウィルスって、大騒ぎになったNimdaかなにかの時もあったような気がします。んでもって、その時はP2Pと組み合わせて将来の自動修復コンピューティングのモデルになるか? 見たいな取り上げ方もあったような記憶があります。


もちろん、幾ら悪意ある行動を取らない(というより、良い行いですらある)からといっても、ワームはワームで、手当たり次第通信を行えばネットが混雑しますし、勝手にパッチ当てられて挙動不審になるかもしれませんし、現状ではワームはワームって感じです。しかし、現実に、いつまでもパッチは当てない、ウィルスにも無頓着、そんな人間がこれからも増えていくと思われる以上、知らない間に勝手にパッチを当てるという選択肢も含めて今後は検討されていくんでしょうね。あんまり好きじゃないけど、仕方ないのかな…。